友人が中国東北地方特産の木耳(きくらげ)を持ってきてくれました。さっそく木犀肉(ムーシーポーク)を作ってみました。本場のきくらげで作ると木犀肉も本物の味に近くなるものですね。非常感謝了!
北京市の西郊に木犀地という地名のところがあります。
木犀肉の木犀(ムーシー)は金木犀の花。「卵の黄色が金木犀の花の黄色と同じことから、きくらげ・ほうれん草・豚肉・卵の炒め物を木犀肉というんだよ」と、統計局の中国人に教えてもらいました。
明治維新からの日本の近代化には大いに問題があったのでしょう。しかし、1980年代後半から今に至る中国の現代化は更に大きな矛盾と問題をかかえています。「文化は、物が変化する様には決して変わって行くものではない、人間が成長する様に発展して行くものだ」と言ったのは小林秀雄ですが、果たして、近代から現代の中国には小林秀雄のような人生を語る思想家は存在するのでしょうか?
中国の国家統計局・国家計画委員会のデータセンターはこの木犀地にあり、1980年代の前半は頻繁に足を運びました。当時、ビルの横に小さな河が流れ金木犀が咲いていました。釣りをする人がいたり、橋のたもとには餃子の屋台が出て、統計局の人たちと一緒に餃子を買いに行ったものでした。2001年、15年ぶりに北京を訪れたときには、高層ビルが林立し高速道路も走り、舗装されていない金木犀の咲く川沿いの道は影も形もなくなっていました。
木犀肉の木犀(ムーシー)は金木犀の花。「卵の黄色が金木犀の花の黄色と同じことから、きくらげ・ほうれん草・豚肉・卵の炒め物を木犀肉というんだよ」と、統計局の中国人に教えてもらいました。
明治維新からの日本の近代化には大いに問題があったのでしょう。しかし、1980年代後半から今に至る中国の現代化は更に大きな矛盾と問題をかかえています。「文化は、物が変化する様には決して変わって行くものではない、人間が成長する様に発展して行くものだ」と言ったのは小林秀雄ですが、果たして、近代から現代の中国には小林秀雄のような人生を語る思想家は存在するのでしょうか?
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