2011年9月30日金曜日

平凡な運河の風景


墨東病院の10階から下を流れる横十間川(よこじっけんがわ)を見ていたらレガッタの練習をしていました。 横十間川は、 安藤広重「名所江戸百景」の一枚「柳島」に描かれています。 ゴッホやモネが安藤広重の絵をコピーしたことは有名ですね。


東京スカイツリーは横十間側の西、広重の「柳島」であれば左の隅っこあたりです。 ご多分にもれず私もスカイツリーを撮影したのですが(一枚だけ)、平凡な運河の風景じゃないので没です。

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2011年9月29日木曜日

大学生の就職活動


早稲田のキャンパスで学内企業説明会のカンバンを見つけました。

大手優良企業112社とありますが、どんな企業が入っているのかリストが見たいですね。ibgには連絡が来てないので、112社の中の1社でないことだけは確かです。

大隈重信は言いました。

学問は脳、仕事は腕、身を動かすは足である。
しかし、卑しくも大成を期せんには、先ずこれらすべてを統(す)ぶる意志の大いなる力がいる、
これは勇気である。

日本の就職活動は、自分の人生を自らが考え悩み選択するという面倒なプロセスが省略されているようです。 つまり、そこに哲学がない。 日本の学校教育の集大成と言えばそれまでなのですが、、、。 学生さんは、学校が選択する「優良」の定義を単に軽信しているのでしょうか。 学生さんは被害者の側面が強いことは間違いないのでしょうが、体制を跳ね返すユニークで強い学生さんがもっと出てきても良いのではないかと思います。

大隈さんの言うように意志の力、勇気をだして我が道を行って欲しい。 慶應義塾の福
沢さんは、それを「痩せ我慢」と表現しましたが、大隈さんと同じことを伝えたかったのだと思います。

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2011年9月28日水曜日

都の西北に行ってきた

昨日の大隈さん
大隈重信の名言

諸君は必ず失敗する。ずいぶん失敗する。
成功があるかも知れませぬけれども、成功より失敗が多い。

失敗に落胆しなさるな。
失敗に打ち勝たなければならぬ。
たびたび失敗すると、そこで大切な経験を得る。
この経験によって、もって成功を期さなければならぬのである。


大隈ランチ

慶応にはラーメン二郎があるので、「早稲田には一郎か三郎ラーメンがあるに違いない!」と思っていたのですが、なかったので、大隈庭園を臨む学食で480円の「大隈ランチ」を食べました。

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2011年9月27日火曜日

豆腐とタマゴのカレー

豆腐とタマゴだけのカレー

今の日本は、間違いや矛盾にぶつからない生き方をしている人を成功者だと考えているように感じます。 私なんて間違いや矛盾が人生そのもですから、日本では失敗者の範疇に入りますね。

「効率よく問題を回避し、悩まずスムーズに人生をおくることって面白くない」と思うのは、危険な考えですか?

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2011年9月24日土曜日

プロフェッショナルがいなくなる

今朝の武蔵野の空

昔の日本は、仕事の中に生き甲斐を見つけるとか、より難しい問題に取り組んだり、一層高いレベルに到達することを目標としていたようなところがありました。 でも、今の日本を見ていると、仕事に対する考え方が少し違うのかなと思ってしまいます。 仕事に生き甲斐を感じるのは、ラーメン屋さんの湯切りの姿くらい? ちょっと言い過ぎですか?

プロフェッショナルって、自分に満足することなく、常により高いレベルに達することを徹底的に追究する人たちです。仕事ができるようになると、より難しいレベルにチャレンジしたくなる。 一つ壁を乗り越えても、また次の壁がやってくる。 また乗り越えようと努力する、いや、努力じゃなくて、その過程に生き甲斐を感じて楽しむ。それがプロフェッショナルの道です。

「学問を積み重ねてこれを知っているという人も、知ることが大好きだという人には及ばない。しかし、知ることが好きだという人も、楽しんで学んでいる人には及ばない」(「子曰、知之者不如好之者。好之者不如楽之者」論語)。

プロフェッショナルは楽しみながらやっている人の中から生まれる。 楽しめる事を見つけることは重要です。 見つかるまで時間がかかるかもしれない。 でも、それは決して無駄な時間じゃない。


追)新卒一括採用なんて半年のバカ騒ぎで一生を決めるようなことは今直ぐにでもやめた方がいいですね。 本当のプロフェッショナルがいなくなっちゃいます。

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2011年9月20日火曜日

911メモリアルでのサウンド・オブ・サイレンス


アメリカ同時多発テロ(911)から10年。 メモリアル・セレモニーでポール・サイモンが「サウンド・オブ・サイレンス(The Sounds of Silence)」を歌いました。 意味深長ですね。 この話題でインターンシップの大学生たちと大いに盛り上がりたかったのですが、コミュニケーションは成り立たず失敗に終わりました。 10年前だと彼らは10才。 サイモンとガーファンクルの時代はもっと古いですから、、、、、私は説明するのを途中でやめちゃいました。

歌詞の意味については諸説紛々、真相は分りません。 私がこの曲を最初に聞いたのは40年以上も昔のことです。「『静寂(Silence)』の『音(Sounds)』ってどういうこと?」と、理解出来ないままダラ~んと時間だけが伸びきってしまいました。 もしかしたら松尾芭蕉の「不易」と「流行」みたいな関係? それとも平家物語の「諸行無常の響き」? 謎は深まるばかりです。

ポール・サイモンは「The Sounds of Silence」の中で、地下鉄の落書きにこそ真実はあるかもしれないと歌うのです。

911には謎があるのでしょうか?

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2011年9月19日月曜日

コミュニケーション戦略が通じない!

朝のJR三鷹駅
E233系車両が吉祥寺方面からホームに入ってきます

私のコミュニケーション戦略は、音楽の話か映画の話題で相手との共通点を見つけ、そこから一気に攻め込むことです。 しかし、今どきの大学生に対しては玉砕でした。 どんな映画の話題を出しても共通点がない。 音楽も同様です。 ビートルズやサイモンとガーファンクルでさえ通用しませんでした。 車はどうかと思って、上海の街で見かけた黄色のフェラーリ F430 の話をしてみても興味を示しません。

JRのE233系車両がどうのこうの、、、、なんて言い出したら、まったく相手にされないでしょうね。

う~ん、難しい。

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2011年9月18日日曜日

中国の「流行」

ibg 上海オフィス近くの新疆ラーメン
~ 店の外見をみると地元の人以外は入らないでしょう ~

「不易流行」、松尾芭蕉が体得した概念です。 「不易」は普遍の真理、「流行」は変るもののことです。

中国は「流行」が90%くらいの国です。常に場所を変え品を変え高速に流れています。 中国の「不易」ってなんでしょう? 中国で変らないもの、、、。 やっぱり超資本主義の natural-born merchant魂 (生まれつきの商人)だと思います。 日本人がこんな中国の人たちと、まともに競争するなんて無茶な話です。

中国のラーメン屋さんは「質」へのこだわりというよりも、「利益」の追求、それも客の回転率での利益を求めているように思います。 日本のラーメン屋さんのように命を賭けて湯切りをする姿は見られません。 中国の場合、もし質の満足が得られないのであれば、質を向上させることよりも、場所を変えて、新たな場所で行けるところまで行って、飽きられるとまた別の場所を探すのが多いようです。

日本でのビジネスが限界だから中国でがんばろうなんて、マスコミの囁きにのせられてはいけませんよ。 日本のビジネスは利益だけを追求しませんから。

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2011年9月15日木曜日

あと2日


オフィス近くの台湾ラーメン屋さんの「紅焼牛肉麺」です。 高菜や煮タマゴをのっけて食べます。 350円くらい。 安いとは言えませんが、流行っています。

インターンシップはあと2日。 今日の午後には、日本企業の日本人女性社長さんが話に来てくれます。 果たして日本の大学生たちは、交わりを広くし、様々な分野の人、年代の違った人に接することの重要性に気づいてくれるでしょうか?

「老娘舅」(ラオ・ニヤン・チゥ)~ 一家の御意見番じゃなくて、単にウザイと思われているのでしょうか、、、。

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2011年9月13日火曜日

中華のファーストフード


中国語でファースト・フードは快餐です。 写真は、快餐チェーン店「老娘舅」(ラオニャンチゥ)の宮保鶏丁(チキンのピーナッツ炒め)定食、日本円で300円くらい、大きな茶碗蒸つきです。 「老娘舅」って、一家の長老(ご意見番)のことだそうです。

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2011年9月12日月曜日

世話の義は「保護」と「命令」

何の唐揚げでしょう?

日本で理解されているインターンシップは、企業の会社説明か、学生の企業への内定獲得の場のように理解されているようです。 欧米で行われているインターンシップとは大分違います(欧米は青田買いの要素が強い)。

ibgが行っているインターンシップは、日本型でも欧米型のインターンシップでもありません。 日本の大学生たちに「気づきの場を与えたい」というものです。 知識・スキルを短期間で習得する学習塾でもありません。 「Walk, Don’t Run」、人生に近道なんてない。将来上手に思い出す事ができる経験を積み重ねていくしかないのです。 それが、人生に勝つ、つまり、自分に勝つと言うことだと思います。 結果は、恐らく死ぬまでわからないのでしょう。

福沢諭吉が『学問のすゝめ』の中で、「世話」について説明しています。

世話の字に二つの意味があり、一は保護の義なり。 一は命令の義なり。 保護とは人の事につき傍より番をして防ぎ護り、或いはこれに財物を与え或いはこれがために時を費やし、その人をして利益をも面目をも失わしめざるように世話をすることなり。 命令とは人のために考えて、その人の身に便利ならんと思うことを差(指)図し、不便利ならんと思うことには意見を加え、心の丈けを尽くして忠告することにて、これまた世話の義なり。

答え 「カエル」でした。

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2011年9月11日日曜日

Walk, Don't Run !

老上海
(まだこういう上海が残っていました)

911アメリカ同時多発テロから10年が経ちました。 天安門事件からは22年です。

「90后(ジウリンホウ)」とは1990年以降の生まれの若者のことです。 「80后(パーリンホウ)」は1980年代生まれの若者です。 ibgの中国人コンサルタントは、ほぼ全員が「80后」です。 「90后」はいません。 「80后」の若者は「90后」に対して、自分達とはちょっと違う、少し過激で刹那的だと思っています。 一方、「90后」は「80后」をおとなしいと、少しバカにしている感じがします。

今回のインターンシップに参加している日本人大学生は「90后」です。 日本の1990年はバブル景気の最後の年。 時代は平成不況へと移っていきます。 世界では東西ドイツが統一され、イラクがクェートに侵攻した年です(翌年湾岸戦争に発展しました)。

知識やスキルに影響されればされるほど、福沢諭吉が言うところの「禽獣の世界」から遠ざかることは難しい。 立派なことを成し遂げることはできない。 もしかしたら、みんなそれを理解していて、安易な知識やスキルの世界に逃げこんで、考え悩むことをしないのではないでしょうか? そうであるならば、50才60才になっても、自分の人生に勝つことなんて出来ないと思います。

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2011年9月10日土曜日

上海のフェラーリ

Ferrari F430

夕食に向かう途中、黄色のフェラーリF430が走ってきました。

目の前に停車し若い男女が出てきてレストランに入っていきました。ナンバープレート「沪A・9F430」、「沪」は上海のことです。 上海のF430と言うことですね。

上海の新卒初任給が2~4万円くらいですが、フェラーリの若者は、どういった仕事をしているのでしょうか? たぶん、高級幹部の子女である太子党でしょう。

フェラーリを買うなら赤にしてほしかった、、、。 なに、余計なお世話?

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2011年9月9日金曜日

中秋節で「もののあわれ」を感じるか?

南京西路 静安寺駅前

この週末は中秋節の3連休です。 中秋節は家族の親睦や民族の団結、国家の統一を祈念する願いの日でもあるそうですが、要するに、月餅を食べてお月様を見る日です。 お月様と言えばウサギの登場、中国ではウサギは餅つきではなく、クスリを作っていると言います。

上海の街のあちらこちらに月餅とウサギのオブジェが登場しますが、「見」の目で見ても「観」の目で見ようとしても、「もののあわれ」は感じません。 まだまだ修行が足りないのか、、、それとも、やはり日本人だからでしょうか?

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2011年9月8日木曜日

インターンシップ ~ 経過報告

ibg上海オフィスの会議室

登場する講師によって、日本語だったり、中国語だったり、英語になったりします。 対応する学生さんたちも大変です。

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2011年9月7日水曜日

上海の朝食 (2) ~ 猪柳蛋麦満分餐


「猪柳蛋麦満分餐」ってソーセージエッグ・マクマフィン・セットのことです。 ソーセージは「猪柳」、マフィンは「満分」。 これだけは、世界のどこで食べても美味い! この熱い気持ちをマクドナルドの社長に伝えたい!

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2011年9月6日火曜日

インターンシップが始まった

上海での日本人大学生のためのインターンシップがキックオフしました。 インターンシップといっても2週間の短期で、実際に働いてもらうことにはなりませんが、参加する学生一人ひとりにとって、何らかの気づきの場になってくれればと思っています。

私企業、それも外国企業である ibg に対しても、「就業規則」に中国政府要求の条項が入ることには驚きのようでした。



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2011年9月5日月曜日

上海の朝食 ~ 唐納滋(ドーナツ)


上海の目抜き通り、南京西路のミスタードーナツ。 コーヒーとドーナツ一個で12元、(約150円)。 朝から繁盛しています。


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2011年9月4日日曜日

タクシーの中の毛沢東


上海の空港から都心に向かうタクシーの中です。 毛沢東が揺れています。 よ~く見たら、どこかの国の新しい首相に似ているではありせんか! 「出入平安」と書かれています。 交通安全のお守りになっちゃった毛沢東は、現代の矛盾をどう捉えているのでしょうね?

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2011年9月3日土曜日

ibg の上海インターンシッププログラム

ibgの中国人大学生対象のインターンシップは1年間です。 これは、ibgへの入社を前提に実施するもので、創業以来5年間継続しています(スライド①)。 1年間ですので、基礎教育を経てOJT、つまり、通常の業務の補佐を行うことになります。

今回の日本人大学生の上海インターンシップは2週間バージョンです(スライド②~④)。 将来的には、日本人大学生の中からも、1年間のインターンシップにチャレンジする学生が出てきて欲しいですね。

スライド①


スライド②


スライド③


スライド④


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2011年9月2日金曜日

ibg が提供する大学生支援のプログラム

ibgは、情報システムを核としたコンサルティング会社です。 中国では若い日本人コンサルタントが、彼らよりももっと若い中国人のコンサルタントと仕事をしています。 日々の仕事に余裕があるわけではないのですが、日本人の大学生を短期間受け入れ、上海でのコンサルティング会社の実際を体験してもらうことにしました 。

今回は第一回目として日本から6名の大学生、上海の日本人留学生2名、合計8名が参加します (下の画像はクリックすると大きくなります)。



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