Marian Salzman | 2024/2/21
私たちを待ち受ける「本当の2038年問題」とは?
日本人は本当にアメリカから学ぶべきなのか? そもそも人間生活の原理に背いているのがアメリカそのものなのです。やっとこさ若い世代から少しだけ反省する連中が出てきただけなのです。アメリカと日本では、人間が生きてゆくためには一体何が必要で何が必要でないかに関して大きな隔たりがあります。
勿論、アメリカを一括りで語るのは困難です。しかし、アメリカをリードしている人たちの価値観は日本人の文化とは大いに異なります。
人は所有が多ければ多いほど所有物に心を奪われて心は金の奴隷となる。アメリカはトランプのような成金が成功者として敬われる(少なくとも50%近くのアメリカ人はそうだ)。お金でも持ち物でも、多く所有すればするほど人は幸福になると信じていいるのが一般的なアメリカ人です。しかし、成功しても成功者としての暮らしを維持するために死ぬまでハッスルするしかなくなる。将来の収入や成功を見越して借金してモノを買うのですから(日本のバブル期と同じ)。
私は日本人が学ぶべきは『徒然草』の吉田兼好のような生き方だと思うのです(身死して財残る事は、智者のせざる処なり。)。吉田兼好が『徒然草』を書いたのは14世紀のことです。アメリカの独立は1776年、建国250年の歴史です。アメリカは日本人の本来の生き方に学ぶべきだと思います。
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