今年もあと2週間となりました。来年の ibg カレンダーです。
アメリカの現実
アメリカは自由主義が行き過ぎて民主主義との折り合いがつかなくなっています。自由主義のほうが資本主義との相性がいいからです。これまでアメリカが辛うじてバランスしてきたのは貧富の差が今ほどではなく、中間層が豊かに生活できていたからです。自由と民主のバランスは、みんなが豊かさを感じることや国の社会保障でなんとか保ってきた。
ところが、アメリカの絶対優位は崩れ、格差が超ウルトラ格差になり99%の国民が苦痛を感じるようになりました。医療保険も日本と違って自己責任だから、多くの没落中間層が医者にも行けなくなった。自由と民主のバランスが完全に崩壊したのです。
日本はどうか?
日本はどうか?
先日、年金受給の手続きに行ってきました。今になって改めて分かったことは、日本の年金には個人または個人主義という概念がないということでした。自分の人生のラップアップまで他者頼みで、人生の着陸点を自分で考えなくてもいいことを前提に日本の年金の仕組みはできています。自分の掛け金に見合った受給金額から、現在の年収にあわせて受給額が減額されるのです。アメリカの年金である Social Security のような金融商品ではないということです。これでは高齢者(=年金受給者)が働いて稼ごうというモチベーションは下がります。
ワクチン接種に関しても日本人は強制されても文句を言わない、、、というか、どちらかと言うと強制されたい。アメリカの接種率が伸びないのは、政府に強制されたくない。ワクチン接種を決めるのは自分(個人)だという強い意思がある。自己決定権という自由を無くすくらいならコロナで死ぬわ!と思っている人が国民の40%くらいはいる。もしかしたら、そのうちの20%はコロナなんてフェイクだ!と本当に信じている人もいるかも知れませんが、、、。
日本の年金は、セルフモチベートできている高齢者のやる気を完全にくじく仕組みです。国会で延々とやる10万円の議論もバカバカしい。本当にくだらんと思う。日本はもっと若い時から社会人(大人)になることを教育した方がいいと思います。以上のような発言は「世間」から嫌われる、、、でも大丈夫。もう人生の着陸点が見え始めているし、「心の幸せ」は維持できていますから。
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